「写 真」は一期一会の宝もの 44



成 人 の 日

 毎年1月、「成人の日」に近い日曜日に京都市東山区の三十三間堂で、全国から集まった新成人となる弓道愛好者が参加して「通し矢」大会が行われます。

 正式名称は「京都三十三間堂 大的全国大会」といいます。本堂西側の境内で60m先にある大的を射るこの大会は冬の京都の風物詩ともなっています。

 参加者にとっては一生に一度しか参加できないこの大会、特に千名を超える女性参加者にとっては振り袖、袴姿で矢を射るまたとない機会なのです。

 同時にこれだけ多くの美しい晴着姿の女性にお目にかかれる催しはそう何度もあるものではありません。是非一度は三十三間堂の有名な「1001体木造千手観音立像」を始め他の国宝などの拝観を兼ねて見に行かれることをお勧めします。

 ところが、どうやらお目当ての凛々しくて華麗な新成人女子の部は,午前中になったり午後からになったり年によって変わるようです。もしも行かれる場合には、電話(075-561-0467)で日時を確認してから早い目にお出かけ下さい。
                            
                           栗原 眞純

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