「写 真」は一期一会の宝もの J
![]() 朝 の 挨 拶 |
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![]() 丹 頂 飛 翔 |
今年の正月休み、丹頂を撮影したくなり、釧路湿原へ行ってきました。日本では絶滅したと考えられていた丹頂が1924年、釧路湿原で十数羽発見された後、人目につくことは希でした。
冷害で大凶作だった1952年冬、零下30℃の寒さの中で弱っている3羽の丹頂を登校途中の小学生が見付け、学校で餌を与え始めてから年々数が増え始めました。
この小学校が廃校になってからは、近くに住んでいた今年88歳になる渡辺トメさん一家が、所有していた牧場の牛を手放して給餌場を作り、冬季の丹頂に餌をやり続けました。
このような方達のお陰で他にも数ヶ所の給餌場が作られ、今では丹頂の数は千羽を超えるまでになり、美しく気品のある丹頂に会おうと世界中の国々からたくさんの人々が訪れます。
丹頂は給餌場から数km離れた水辺のねぐらで夜を明かします。朝9時頃になると餌を求めて何組もの群れに別れて給餌場へやってくるのです。一群が一家族のように見えました。給餌場で別のグループ同士が出会うと、まずお互いのボス同士が鳴き合います。まるで「おはよう今日もよろしく」とでも言い合っているかのようです。
本来野生の鳥たちを人間が保護することが良いか悪いかは意見の分かれる所ですが、放置すれば確実にトキと同じ運命を辿るであろう、今も絶滅危惧種に指定されている国の特別天然記念物、丹頂に餌を与えるのは仕方のないことなのでしょう。