ライオンファミリー   2007年4月

ライオンを撮ろうと思って動物園へ出かけても、肝心のライオンは檻の中でうろうろしているか、
外では木陰でじっとして寝そべっているか、
それに遠すぎて超望遠レンズ付きのカメラ無しでは撮影できないなどで思うように写真が撮れたことがありませんでした。
特に♂ライオンはいつも悠然としていてなかなか動いてくれません。

平成19年4月30日和歌山県白浜のアドベンチャーワールド内のサファリワールドへ行って来ました。
猛獣たちを近くで見るために各種の安全で快適な乗り物が用意されていましたが、
私はライオン撮影が目的だったのでカメラぶれで多分良い写真が撮れない乗り物からの撮影を敬遠して、
サファリ内を歩いて見ることにしました。

しかし・・・・
歩いてライオンの近く、カメラ(D200VRズームレンズ付き)の写程範囲まで行けるかどうかの確信はありませんでした。
ところが、幸運なことに、ライオンが集まっている所から少し離れたところにジープが一台置かれていて
その中からジープのフロントガラス越しに数十メートルの距離にライオンを見ることが出来たのです。

丁度2006年12月23日に、愛浜♀、明浜♂というパンダの赤ちゃんが生まれていて、
多くの人たちがその赤ちゃんパンダを見ようとパンダランドへ行き、そこには数時間待ちの長蛇の列が出来ていました。
そのためかライオンを歩いて見に来る人はあまり多くなく、ジープには私以外には殆ど人が来ない状態でした。

そこで1時間余りもライオン親子の生態を観察しながら写真を撮ることが出来ました。
ISO1600 f 6.3 1/1250秒 露出補正値1.0 の手持ち撮影です。
前置きが長くなりましたがその時に撮影した数枚の写真をここへ置きました。


@ねえねえ兄ちゃん パンチゴッコしようか?




Aよーし いくぞー




Bまけるもんかー



 こんな風にして兄弟仲良くしばらくの間戯れていたのでした。 その間、お母さんライオンとお父さんライオンは、
少し離れたところからじっと見守り続けていました。


Cあーぁ つかれた ひとやすみしようよ




D楽しかったね  うん




Eただいまー おかえりー  やっぱりここが一番のようでした。


END

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