「写真を撮って元気になろう」 京都保険医新聞2010年8月9・16日号 伏見区 栗原医院 栗原 眞純

3万種類もあるダリア 写真は「神秘の輝き」と言う品種です

 美しい絵を見たり、良い音楽を聴いたり、優れた小説を読んだりすると誰でも心が満たされて、何ともいえない良い気分に浸ることが出来ます。

 写真についても同様です。美しい写真、感動を共有できる写真を見ることでとても穏やかな満ち足りた気分になれます。また、忘我の境地で写真撮影に夢中になることで、日ごろのストレスを発散し、明日への活力を生み出すことも出来ます。

 つまり、写真は見ることでも撮ることでも心の平穏にこの上ない癒し効果を発揮することが出来るのです。このことが、近年フォトセラピーという言葉となって理解されるようになって参りました。

 写真を撮る際に私が心がけていることは二つです。一つは自分で見ていて飽きの来ない写真を撮ることです。もう一つは見た人に気持ち良く感じて頂ける写真を作ることです。

 この二つのことをほぼクリアー出来たと思える写真を集めて1999年ホームページギャラリーを作り、毎年更新して来ました。パソコン検索で「写真は一期一会の宝もの」と入れると、私のギャラリーに在る約1,000点の写真の中から毎月数枚を選んで伏見医報に連載中の写真を見ることが出来ます。

 現時点で最新の写真は2010年5月号掲載の「初夏の装い」という作品です。「何とも気持ちのいいストレートに表現され素敵な写真です」「いやぁ これは気持ちいいですねぇ むっちゃ清々しい気持ちになりました」「私も何度か行ったところですが こんなに奇麗だったのかと不思議な思いです」「行ってみたくなりました」などのメールをたくさん頂き、嬉しくなって私自身がメールによるセラピー効果までも体験しています。

 ぜひ一度写真をご覧頂いて、見ることによるセラピー効果を実感してみて頂きたいと思います。そして少しでもその効果を感じて頂けたなら、貴方は写真を撮る素質と感性をお持ちなのです。医師と歯科医師とで構成されている京都保事協フォトクラブでは、隔月で撮影会とプロ写真家、北奥耕一郎氏を交えた作品の合評会を行っています。年に一度市内のギャラリーを借り切って写真展を開催したり、一泊撮影旅行も楽しんでいます。写真に興味をお持ちの先生方、一緒に写真で元気になりましょう!!

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